胸をつく美しさ

バレエの発表会を見に行った。
カルチャースクールのバレエ講座のクリスマス発表会で、いつもの教室で小規模にやっている。

年齢は小学生からシニアの方たち。
美しかった。
もちろん、上手い・下手の個人差はあったけれど、姿勢は美しく、手足はスッキリと伸びて程よい筋肉のついた体が目に心地よかった。
人前で踊れるようになるまで何ヶ月も練習したんだろうなと思うと、そのひたむきさ、熱中できるものがあるということが羨ましい。

最後に講師の踊りがあった。
バレエダンサー体型で、アスリートのような、鋼のような体。
彼女が踊り始めると、バレエやクラシックに疎い私でも、おそらく白鳥を踊っているとわかった。、
舞台だと遠いからわからないけれど、5メートルくらいしかないと、指の一本一本まで動きがわかる。

指先まで神経が行き届き、羽ばたきが目に浮かぶほどだった。
その美しさと漂う悲しさに胸が衝かれたような気持ちを味わった。
とても素敵なひとときだった。